性暴力 その後を生きる
中島幸子著
発行:NPO法人レジリエンス
A5判 67頁 並製
定価 1,000円+税
性暴力に関して、その暴力の及ぼすトラウマや長きにわたる影響、性暴力と性行為の違い、☆さんやその周囲にいる人たちができること、など、幅広くわかりやすく解説しています。
「はじめに」より一部抜粋・編集
性暴力というと「見知らぬ人からのレイプ」を思い浮かべる方も多いかと思いますが、実際には、親密な相手から、親密ではないが知人から、親や兄弟といった家族や親戚から、先生や先輩、上司、といったさまざまな関係にある人からの性暴力被害も非常に多いのです。
まだまだ性暴力については☆さんのほうに非があるかのような偏見や誤解が多く、被害にあった☆さんが沈黙せざるをえないのが現状です。性暴力の実態、性暴力が被害者に与える大きな影響などについて、少しでも理解していただき、語ることができないでいる多くの☆さんにとって生きづらい社会が少しでも変わっていくように、この本が一助となることを願っています。